国民の金融資産のうち、運用資産の割合はアメリカが50%以上に対して日本は15%程度しかありません。
投資や運用に対してアレルギー反応を示す方も多いのはなぜでしょうか?
戦後の経験が日本人を投資から遠ざけたとの見方もあります。
下記のようなキーワードが挙げられます。
・3倍に強くなった円
・劇的に上昇した地価
・利回り6%超の預貯金と保険商品
・終身雇用と年功序列賃金
・退職後の短い余生
1ドル=360円から100円へ3倍以上円が強くなり海外旅行でも日本の豊かさを実感していました。
またバブル期には日本列島全土の土地代でアメリカが買えたとも言われ、ジャパンアズナンバーワンと呼ばれる時代もありました。
預貯金や保険商品でも6%超の確定利回りを実現しており、10年で資金が倍になる程度の運用を金融機関が元本確保でしてくれていました。
ゆうちょの定期預金でも8%の利回りを20年継続していた時代です。
元本確保の運用で資金が10年で2倍になり、退職後も毎月30万円近い公的年金がもらえる体制ができていたら、だれが老後の生活費の心配などして投資をしようと思うでしょうか?
世界一の借金大国となり超低金利のため、これまでの預貯金や保険では増えなくなっています。
人生100年時代と呼ばれ寿命が伸びていくのに関わらず公的年金は目減りしていく。
このように劇的に変化していった日本においても、海外の金融先進国と同様に国民一人ひとりが、自分のために金融資産を地道に増やしていかねば生き抜けない時代がきています。
しかしこのような背景から投資詐欺なども増えており、だまされたくないという思いから「投資=怖い」と思うことが多いようです。
そのため個人個人が金融知識を身に付け適切な資産運用をすることが重要です。
個人が運用を始める前に知っておくべき基本的な教養や考え方についてどんどん情報発信していきたいと思います💡
新社会人のお金のカルテ
『知らなきゃ損するお金の話』 知ってるか知らないかで生涯の資産作りに数千万円といった差が出ます。 お金の教育の場が少ない日本において知っておくべきお金の情報や海外で学んだ金融情報を発信していきます。
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